野良猫のTNR活動について

Trap:トラップ(捕獲)

まず、対象の猫を捕獲します。素手で捕まえられる場合は洗濯ネットのような猫が呼吸のできる袋や箱に入れてお持ちください。捕まえられない場合は捕獲機での捕獲を試みます。捕獲機を用いる場合、仕掛けさせていただく場所など当団体にご依頼された方をはじめ、状況によっては周辺の住民の方にもお力添えをお願いいたします。

Neuter:ニューター(不妊手術)

東京都東大和市の「湖畔どうぶつ病院」様にて不妊手術を施していただきます。

Return:リターン(元いた場所に戻す)

不妊手術を施した猫の体力が回復したら、基本的には猫が元々いた場所に戻します。体調が悪く、とても元に戻せない、猫がいた場所の近隣住民が反対するなど、どうしても元々いたところに戻せない場合は必要に応じて里親様を探すことになります。もちろん捕獲、手術のご依頼者様がお引き取り下さるケースもあります。

不妊手術について

室内飼育の猫であっても、万が一脱走させてしまった時、また災害が発生し迷い猫になった時など不妊手術を施していないと野良猫が増える原因になります。

野良猫を不妊手術せず放置しておくと、どんどん増えてしまい糞尿被害などで人間にとって害のある動物となってしまいます。本来、野良猫の多くは飼い主の不注意による迷い猫や心無い人間によって遺棄された捨て猫が始まりです。そんな不幸な野良猫を増やさず、理想は家猫として、もしくは地域猫として人間と共存できる社会のために不妊治療を施しましょう。

不妊手術の適正時期より早く里子として譲渡した場合、当団体が指定する東京都東大和市の「湖畔どうぶつ病院」様にて無料の不妊手術を施すチケットをお渡ししますので、適切な時期に必ず不妊手術をお願いいたします。

〇当団体の指定病院での通常不妊手術料金:オスメス共に 一匹5,500円

ワクチンについて

秩父シェルターでは、鼻気管炎ウイルス・カリシウイルス・パルボウイルスの感染症に対抗するための策として、毎年東大和市「湖畔どうぶつ病院」の先生と看護師さんにご来訪いただき、ワクチン接種をおこなっています。当団体のシェルター猫達がウイルス感染せずに済むのは、皆様のご支援金とご来訪いただいて60匹以上の猫に手際よく注射していただく先生と看護師さんのお陰です。

3種混合ワクチンを可能な限りおおよそのシェルター猫達に摂取させるため、ワクチン代金のご寄付をお願いいたします。

〇ワクチン料金:一匹2,200円